第35話:【税務署の皆様、こういうお方も無税なんですかね】
【税務署の皆様、こういうお方も無税なんですかね】
お坊さんの世界も俗世間と全く変わらない・あるいはそれ以上に腐っている
ようで、真言宗高野山派のお坊さんたちが投資に失敗して 6億の大損をしたと
か、タイの坊主が自家用ジェット機で全世界漫遊の旅とか話題は尽きない時代
になりました。どうやらお坊さんの世界では宗教法人が無税であることを利用
して大デタラメのやり放題らしく余った金は投資やギャンブルや自らの贅沢の
ために浪費されてしまっているようです。世界には貧困や飢餓で苦しんでいる
人々や戦争難民がゴマンと居るのに、そういう人々の生活に気を巡らす余裕は
ないのでしょうか。
徴税官の皆様、あなたがたの近くには目をそむけるほどに非道いお坊さんが
多くはないでしょうがちゃんと居りますよ。その典型なのは詐欺師と博打打ち
とスケコマシが僧衣をかぶった世にも珍しいお坊さんでしょう。こういう極め
つけの極悪坊主は、人としてのありかたの理想を説いた(真言宗のお経の中に
見事に要約してある)「十善戒(不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不綺語・
不悪口・不両舌・不慳貪・不瞋恚・不邪見)」の真逆の所業を平気で行ってい
るんです。
まずは博打だ。公営ギャンブルのロイヤル席(1000万/年以上使わないと席
を確保できない)で開催日の1日あて数百万円を賭ける常軌を逸した大ギャンブ
ラー。税務署の諸氏には信じられないでしょうが、こういうのがちゃんと居る
んですよ。そういうお坊さんは葬式・法事などで手に入る領収書のないあぶく
ゼニを全てギャンブルに次ぎ込んで嬉々としています。税務署の皆様、寄付や
布施など浄財名目で檀家から取り上げたお金をドブに捨ててるんですから少し
でも所得税として徴収し国民の役に立つように使うことはできないのですかね。
こんなお坊さんは通常はギャンブルに対する機微もセンスも全くないので殆ど
常に素寒貧です。こういう素寒貧はたいてい奥様のなけなしの貯金にも手を出
しますし父母がおればその貯金も吐きださせます。
税務署の皆様、再びお尋ねしますが、そういう行為には贈与税つうものはか
からないんですかね。数百万から数千万の資金贈与らしいですよ。
次はオンナだ。お坊さんつうのはいい商売で葬式や法事や枕経など仏事がな
ければ仕事がないと考えても大きくは間違ってはいまい。だから年中暇を持て
あます。年中夜長をもてあます。(もし年中仏事でお忙しいお坊さんがおられ
たら、ここは言いすぎですので撤回します。ご容赦下さいませ)。そして挙げ
句の果ては夜な夜なネオンの街を飲み歩き、手当たり次第のオンナ三昧となる。
当然の帰結として時には外に子どもが出来てしまうこともある。こうなると大
変ですなぁ。相手と子どもの生活費が発生する。
税務署の皆様、こういう生活費には贈与税つうものはかからないんですかね。
消費税アップの前にこのようなある意味お気の毒なお坊さんをほじくりだして
きっちりと税金を頂いてはいかがですか?
三番目の話は悪徳坊主のゼニに対する執着の凄さ。ギャンブルで素寒貧・酒
と女で大散財だから三拍子揃ったお坊さんはゼニにとても忙しかろうと推量す
る。おそらく飲み屋に常時かなりの額の借金(ツケ)を抱えておることだろう。
当然こういうお坊さんはゼニを漁りまくる。ゼニを引っ張るためには詐欺まが
いのこと、着服・横領といわれても仕方ないことも平気でやってしまいそうで
ある(筆者の単なるカンです)。例えば旅行や庫裏建設や永代供養墓などを企
画し旅費や寄付や布施をせっせと大風呂敷を広げて集めまくりポケットにしま
い込む。お坊さんがやれば泥棒でも詐欺でもないようにみえるからまことに美
味しい商売である。もちろん必要経費としてゼニの支払いは滞る。自動車税、
電話料金、電気・水道料金などきちんと払ったためしがないという始末だろう
(これも筆者の単なるカンです)。ひょっとしたら寺を抵当に入れて借金をし
てるかも知れません(もしそうだったら檀家は大迷惑です。もしかしたら消費
者金融に手を出して二進も三進も行かなくなっているかもしれない)。
税務署の皆様、このような世にも不思議なお坊さんをしっかり把握して取る
べき税金はしっかりと押さえて下さいな。
余談ながら以上書いたようなお坊さんがもしいたら、きっと閻魔大王顔負け
のご尊顔であられることでしょう。目はいつも地獄から這い上がった悪魔のよ
うにギラギラし、黄色い硫黄のような肌を持ち、お寺さんの最低限の仕事であ
る朝夕の読経の勤めを完全放棄し、寺の中はゴミ屋敷・草ぼうぼう、着ている
作務衣や法衣は常に銅とカビの臭いで気味が悪い。葬儀ではお布施の計算をし
ながら、まことしやかに適当に経をあげ、説教たるやエエ加減な詐欺話でゼニ
だけのために遺族をケムに巻く。斎場には殆ど顔を出さない。宴会好きでそう
いう場には死者の枕経の時間を遅らせながら必ず参加する。これほどに非道で
破廉恥なお坊さんがこの日本に堂々と何食わぬ顔で存在していること自体が筆
者には全く信じられない。
税務署の皆様、どうかお願いですから何とか徴税の創意工夫を凝らして上記
のような世にも不思議なお坊さんが見つかりましたら税金をきっちりと徴取し
てくださいませ。もちろん追徴課税もたっぷりとね。
平成25年9月4日   鳥越恵治郎記